Now Wait for Last Year (1966) : 去年を待ちながら

2055年、人類は異星人同士の星間戦争に巻き込まれ、リーグ星人と泥沼の交戦状態にあった。そのさなか、軍事企業で人工臓器医師として働くエリックは、致死性の病に苦しむ独裁的指導者モリナーリの主治医となる。一方、エリックの妻キャシーは夫への不満から、新種のドラッグJJ-180に手を出してしまう。キャシーに騙されてJJ-180を飲んだエリックは、時空を越えて一年後の自分に出会うが……。ディック中期の傑作・新訳版。

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Philip K. Dick

Philip K. Dick

フィリップ・キンドレド・ディック(Philip Kindred Dick, 1928年12月16日 - 1982年3月2日)は、アメリカのSF作家。44編の長編に加え、ディックは、約121編の短編小説を書いた。
1963年、歴史改変SF『高い城の男』でヒューゴー賞 長編小説部門を受賞。1975年、未知のパラレルワールドで目覚めた有名人を描いた『流れよ我が涙、と警官は言った』でジョン・W・キャンベル記念賞を受賞した。1978年、『暗闇のスキャナー』で英国SF協会賞を受賞。

2055年、人類は異星人同士の星間戦争に巻き込まれ、リーグ星人と泥沼の交戦状態にあった。そのさなか、軍事企業で人工臓器医師として働くエリックは、致死性の病に苦しむ独裁的指導者モリナーリの主治医となる。一方、エリックの妻キャシーは夫への不満から、新種のドラッグJJ-180に手を出してしまう。キャシーに騙されてJJ-180を飲んだエリックは、時空を越えて一年後の自分に出会うが……。ディック中期の傑作・新訳版。

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